どうしても気になる!白髪が増える原因

女性は40歳前後から白髪が増えてくるといわれています。白髪に関しては医学的に解明できていないことも多く、予防するにもなかなか難しいもの。そもそも白髪はどんなメカニズムで生えてくるのでしょうか。

毛根の1番先にある毛乳頭のまわりに毛母細胞と呼ばれる細胞があり、その間には髪色を作るメラニン色素の生成に欠かせないメラノサイトがあります。毛母細胞で作られてすぐの真っ白な髪が成長過程でメラノサイトからメラニン色素を取り込み、やがて黒い髪として生えてくるのです。しかし、加齢などが原因でメラノサイトやメラニン色素は徐々に減少。髪にうまく色がつかなくなり、真っ白のまま生えてきてしまうのです。

気になる白髪は、保湿をすることで目立ちにくくなります。白髪が浮かないよう、トリートメントなどを使ってしっとりした髪をキープしましょう。それでも気になる場合は白髪染めを使うのも1つの手です。髪や頭皮へのダメージは避けられませんが、白髪を染めることでストレスが少しでも和らぐのであれば使った方がいいでしょう。ヘアカラーやヘアマニキュア、カラーリンス、カラースプレーなどさまざまな種類があるので、白髪の量や気になる度合いによって選んでみてください。

そしてバランスのいい食事を摂ることも大切。髪はケラチンが主成分で、その中に5%ほど硫黄が含まれています。これらをキープするためにも、動物性たんぱく質の含まれているたまごや肉、ミネラルの含まれている海藻類、ビタミンB2の含まれているレバーや牛乳などを積極的に取り入れてみるといいでしょう。

また「ストレスがたまると白髪が増える」という話は、あながち間違いでもありません。ストレスと髪のつながりはとても密接。体にストレスがかかると毛細血管が収縮し、毛母細胞の働きを弱めてしまいます。白髪が増えてきたなと思ったら、最近の生活でストレスをためていないか、きちんとリフレッシュできているかなど自分の生活を振り返ってみてください。まだまだ分からないことも多い白髪ですが、出来ることから少しずつやっていくことで徐々に改善していくかもしれません。